質量分析イメージング分析プラン

大きく分けて2つのプランを用意しております。
お客様のご要望に応じ最適なプランをご提案いたします。

デフォルトスキャン

目的に応じ最適化した前処理を行うことによりリーズナブルな価格で高感度な分析を行います。

納品物:イメージング結果レポートと動物組織であれば染色プレパラート
オプション:強度比較グラフ、論文に使用可能な英語版メソッド、指定ROI抽出

リン脂質スキャン               

対象試料:ヒト、動物組織(凍結ブロック)、食品、植物等
分析項目:リン脂質(質量範囲はm/z600-900)
特徴:がん組織や様々な病理組織での応用が多数報告されております。正イオンもしくは負イオンを分析いたします。
(両方の場合は料金追加)

DAG・TAGスキャン               

対象試料:ヒト、動物組織(凍結ブロック)、食品、植物等
分析項目:DAG、TAG(質量範囲はm/z600-950)
特徴:正常及び疾患モデル動物や食品、植物種子などで分析例が報告されています。

神経伝達物質スキャン               

対象試料:ヒト、動物組織(凍結ブロック)、食品、植物等
分析項目:末端が-NH2である神経伝達物質(ドーパミン、セロトニン、ノルアドレナリン等)
特徴:脳組織等で主に利用されております。

アミノ酸スキャン               

対象試料:ヒト、動物組織(凍結ブロック)、食品、植物等
分析項目:プロリン(proline)以外の必須アミノ酸
特徴:食品などで分析例が報告されております、

グライコ(糖鎖)スキャン                           

対象試料:ヒト、動物組織(FFPEブロック)
分析項目:糖タンパク質からPNGaseを用いて切断した糖鎖
特徴:がんなどの研究で応用例が多数報告されております。

遊離脂肪酸スキャン               

対象試料:ヒト、動物組織(凍結ブロック)、食品、植物等
分析項目:オレイン酸、リノール酸等の長鎖脂肪酸
特徴:食品やマウス脳などで分析例が報告されております。

高エネルギー化合物スキャン               

対象試料:ヒト、動物組織(凍結ブロック)、植物等
分析項目:ATP,ADP,AMP
特徴:正常及び疾患モデル動物や植物種子などで分析例が報告されています。
※ 測定時のレーザ照射により脱離するリン酸基を保護し、ATP由来のADP、AMPやADP由来のAMPの検出を出来る限り抑制する弊社独自の方法もございます。現在は化合物毎にスキャンが必要なため、別途料金が発生致します。

カスタムスキャン

Zoomでのディスカッションの上、お客様の目的、予算に合わせてオーダーメイドで最適な分析方法をご提案いたします。
測定後の解釈についてもミーティングを行い、目標達成に向け徹底的にサポートいたします。

質量分析イメージングを研究に活用したいがどのようにすればよいのかわからない方、予算内で確実に成果を出したい方にお勧めです。

特殊なサンプル(硬組織や微小組織、昆虫等)や薬剤のイメージング等にも対応いたしますのでお気軽のお問い合わせください。

カスタムスキャン               

対象試料:ヒト、動物組織、食品、植物、昆虫等
分析項目:質量数3000以下の分子(核酸、抗体医薬品は要相談)
特徴:あらゆるサンプル、目的化合物に関して最適な質量分析イメージングの結果を提供できるよう最善を尽くします。

農薬イメージング分析               

対象試料:植物、食品、昆虫等
分析項目:質量数3000以下の分子
特徴:植物中の農薬やその代謝物を分析することで農薬や展着剤の評価が可能です。

よくある質問

質問: 価格・納期はどれぐらいかかりますか?

回答: 
価格につきましては、プラン・サンプル数等により異なりますので、お問い合わせください。
納期につきまして、繁忙期を除き、デフォルトスキャンで2週間~1か月、カスタムスキャンで最長2.5ヶ月程度で結果をお返しすることが可能です。 お急ぎの方には優先分析オプションもありますので担当にご相談ください.
質問: どのプランを選べばいいのかわからない

回答: 
お客様のご要望をご連絡いただければ弊社におります質量分析イメージングのプロフェッショナルが最適なプランを提案いたします。
webや対面でのご相談も随時行っておりますのでどうぞお気軽にご相談ください
質問: サンプルの準備はどうすればいいですか?

回答: 
こちらの資料を参考に準備お願いいたします。動物組織のサンプリング方法はこちらの資料でより具体的に説明しております。
質問:  ターゲットの構造開示は必要ですか?

回答: 
化学組成式の開示及び標準品の送付をお願い致します。
非開示の場合、構造を開示された場合に比べ高感度解析が困難となる場合がございます
質問: ヒト組織等の臨床検体の取扱いはどうなっていますか?

回答: 
弊社では、ヒト検体の受託試験を開始する前に、取扱い可能な検体であることを確認す るため、「ヒト検体を用いる試験における確認事項」への記載をお願いしております。分析依頼書と一緒にメールにて送付致しますので、記載後ご返信下さい。
質問: 長期保管したサンプルでも測定できますか?

回答: 
-80°Cで3箇月保管した動物組織にて薬剤及び内因性化合物の測定が可能なことを確認しております。サンプルやターゲットによって保管限界は異なりますので、ご相談下さい。
質問: どのくらいのサイズまで測定できますか?

回答: 
1.5cm×1.2cmまで測定できます。(ラット脳ほどの大きさ)
質問: どのくらいの解像度まで測定できますか?

回答: 
2.5µmまで測定できます。ただし、測定範囲が250×250ピクセルを超える場合はご希望される解像度による測定ができないことがございます。その場合は弊社から連絡致します。
質問: 定量分析は可能ですか?

回答: 
可能です。定量分析では、検量線用組織、標準品、内部標準品が必要となりますので、詳細はお問い合わせ下さい。

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