1.パラフィン包埋マウス脳グリオブラストーマにおけるN-グリカンのイメージング解析
URL(
ACSChem.Biol.2014,9,9,2149-2156)
PNase処理後にMS/MS測定を行い、得られたフラグメントイオンを糖鎖ライブラリに照合することで糖鎖構成がわかる。N-グリカンが多い腫瘍はオリゴマンノースで構成される一方、N-グリカンが少ない腫瘍ではフコシル化(糖鎖修飾)が見られた。どちらも正常組織と異なる糖鎖構成及び修飾である。疾患によって糖鎖構成、修飾が異なることから、糖鎖が疾患や通常の情報伝達機構に重要な役割を持つことがわかる。